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座間市久保さん 現役100歳をお祝い ボランティア「続けたい」

社会

公開:2023年6月23日

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澤田理事長(右)からお祝いのケーキを受け取る久保さん
澤田理事長(右)からお祝いのケーキを受け取る久保さん

 社会福祉法人「慈恵会」(澤田麻衣子理事長)が座間市内で運営する特別養護老人ホーム「座間苑」で6月20日、洗濯ボランティアとして働く久保陽子(あきらこ)さん(=人物風土記で紹介)の100歳を祝う誕生会が開かれた。久保さんは、同施設の職員やボランティア仲間から祝福されると、「こんなに長生きするとは思ってなかった」と顔をほころばせた。

 久保さんは、1923(大正12)年6月21日生まれ。67歳の時に同施設の洗濯ボランティアに加わり、誕生会は職員の伊東大輔さん(34)が長年の活躍に感謝を伝えようと久保さんには内緒で準備を進めた。

 作業部屋で何も知らずに作業していた久保さんは、ケーキや生花を持って登場した職員とボランティア仲間の姿に驚き、バースデーソングの合唱で祝福された。周囲の心づかいに久保さんは「いつも皆さんが優しくしてくれるから楽しい」と喜んだ。

 同施設の洗濯ボランティアは20人が所属しており、日替わりによる当番制で入居者50人分の衣類やタオルなどを洗濯している。久保さんは火曜日の担当で、洗濯機や乾燥機といった力作業は顔なじみの仲間3人に任せて、主に洗濯物をたたんだり、仕分け作業を担っている。作業は午前9時過ぎから5時間ほどで、「お喋りをしながらの作業なので、あっという間」と笑う。

 同施設の伊東さんによると、「洗濯作業は我々職員にとっても重労働。ボランティアさんには施設運営面で非常に助けられている。なかでも30年以上も作業してくれている久保さんには頭が下がる思いです」と話す。

 久保さんは、「耳が少し遠くなったのと足が弱くなった」というものの、器用な手先は健在で使い込まれて破れた衣類の修繕も得意の裁縫でお手のもの。気の利いた修繕は入居者からも好評だという。

 長生きの秘訣を問われた久保さんは、「暴飲暴食を避けて、好き嫌いしないで何でも食べること」とし、「役に立てるなら、今後も続けたい」と話した。

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