任期満了に伴い11月5日告示、同12日投開票で実施される海老名市長選で、経営コンサルタントの氏家秀太氏(56)が4日、本紙の取材に応じ、同選に出馬する意向を明らかにした。12日に会見を開いた=7月12日起稿。
氏家氏の同選への出馬は前回に続く二度目。
前回2019年は、告示の2カ月前に、「多選・無投票の阻止」を掲げ、立候補の意志を表明した。この年の秋にスタートした家庭系ごみの有料化を撤廃することや中央図書館の運営見直しなどを訴えたが、現職の内野優氏に敗れた。
氏家氏は、本紙の取材に「この20年間、トップに集中していた様々な権限を市民の手に戻す。そのために自分が立つ」と述べた。その上で、「前回はまだ海老名のことをよく理解していなかった。海老名の市政が大変であるとの一心で立候補を決めた。それが前回ならば、今回は現実的に海老名を変えるために戦いたい。この4年間ただ待っていたわけではなく、すぐに変えるための準備を進めてきた」と、同選に意欲を示した。
主な政策として、2期までの多選禁止条例の制定や市政の透明化、市民議会と市民憲章の制定、「オールスマイルシティ」の実現、大学・高校教育費の100万円まで肩代わりなどを掲げている。
氏家氏は1967年生まれの海老名市出身。成蹊大卒で(株)中央経営研究所の代表取締役。
前回2019年の同選の投票率は51・04%(対前回比0・58ポイント増)。内野優氏3万2083票(得票率59・1%)、氏家秀太氏1万9239票(同35・4%)、立花孝志氏2990票(同5・5%)。当日有権者数は10万8902人だった。今年6月1日時点の海老名市内の選挙人名簿登録者数は、11万5250人。
同市長選挙では現職の内野優氏(67)がすでに6選に向けて出馬する意向を明らかにしている。氏家氏が2人目。
市長の任期満了日は12月23日。同市では同じ日程で市長選挙と市議選挙が実施される。
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