座間市は11月1日から、市立保育園7園で月額定額制による紙おむつとおしり拭きが使い放題になるサブスクリプション(サブスク)サービス「おむつん」をスタートさせる。保護者の負担軽減が目的で、同市は10月1日から31日まで無料で体験できる試行期間を設け、周知を進めている。
このサービスは、有限会社いとう教材社(本社/東京都小金井市)との提携で実現した。来年3月に廃園する、ちぐさ保育園を除く7保育園で実施する。
サービスを希望する保護者が月額利用料2400円を支払うと、同社が用意する紙おむつ(グーン)とおしり拭きが枚数制限なく使用できる。
市保育・幼稚園課によると、これまで保護者は子どもの名前を記入した紙おむつとおしり拭きを登園時に持参し、保育園に預けていた。持参を忘れたり、足りなくなった場合には保育園で用意してある紙おむつを貸し出し、後日保護者に補充をお願いしていたという。
こうした状況から同市では、保護者の負担軽減を目的にすでにサービスを導入している他自治体の取り組みを参考しにながら、今年4月から本格的に検討を進めてきた。同市担当者は園児ごとに紙おむつの残数を管理したり、履かせ間違いなどに注意を払う保育士の現状に触れ、「サブスクの導入は余裕を持って子どもたちに関わる時間が増え、保育の質の向上につながれば」と話した。
サービスの内容を保護者に知ってもらおうと、各園で9月上旬から紙おむつの見本を展示するなど周知も進めている。
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