神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

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「新春祭囃子たたき初め大会」を開く座間市祭囃子保存連絡協議会の会長を務める 林 晃さん 座間市座間在住 77歳

公開:2024年1月5日

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座間の音色、広がれ

 ○…太鼓や笛の音色で新年を祝う座間の風物詩「新春祭囃子たたき初め大会」を企画運営する。市内の8団体がその土地ならではのお囃子を披露する。「地域ごとの太鼓のたたき方やリズム感がある。合同で演奏する曲は見ものです」と魅力を語る。「市内で活動する団体が一同に会して演奏する大会を、2年連続で開催できたのは感無量」と喜びを語る口調に力が入る。

 ○…海老名市下今泉出身。幼少期から親しむお囃子は、有鹿神社や浅間大神の例大祭で笛や太鼓の音色を聞くと記憶がよみがえる。お囃子に携わるようになったのは、50歳のころ。座間神社の氏子会に入り、お囃子に触れる機会があり、「座間の伝統文化を後世に残していきたい」と考えた。自分に教える技術がなくてはいけないと一念発起。中宿はやし保存会に入会し師事を仰いだ。その後10年間研鑽を積み、地域の子どもに演奏技術を教えるようになった。

 ○…高校卒業後から定年まで電気メーカーで勤め上げ、3人の娘の巣立ちを見送った。定期的に二人の孫に会えるのが楽しみで「初めての男の子で可愛くて仕方ない。ついお小遣いも多くあげてしまう」と目尻が下がる。趣味は月に3回ほどいくゴルフ。ベストスコアは90で「付き合いで始めたが、気づいたら40年経っていた。全身を使い健康にも良い。おかげで若く見られる」と胸を張る。

 ○…コロナ禍は生活だけでなく保存会にも大きな影響を与え、後継者不足が深刻になったという。地域伝統を後世に残すために、町内の回覧板やチラシで積極的によびかけを続け、中高生にも参加を促している。「子どもたちに興味を持ってもらい、お囃子を通じて故郷を思う心を養ってほしい」と意気込む。

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