募金活動を行ったボーイスカウト綾瀬第1団の団委員長を務める 原田 博文さん 綾瀬市早川城山在住 51歳
困っている人を助けたい
○…元日に自宅で家族とテレビを見ていると能登半島で起きた地震を伝える衝撃的なニュースが目に入った。次々と判明する被害状況に「自分にできることはないか」と考え、募金活動を企画した。「現地に行くことはできないが、少しでも被災された方々の力になれれば」と力がこもる。募金の協力者の中には「多額の寄付をしてくれた人もいてありがたかった」と感謝する。
○…ボーイスカウトの活動に携わるようになったのは13年前。長男が街頭で奉仕活動を行っていた団員を見て「自分もやってみたい」と親子揃って入団したことがきっかけ。保護者として活動に参加するたびに、「体験して学び、自ら進んで行動できる人を育てる」という理念を伝えたいと考えた。5年前に前団委員長から推薦され、現在の役職に就き青少年育成に尽力している。
○…愛知県安城市出身。二人の息子と妻の4人家族。市内の車の部品を製作する工場に勤務ししている。父の影響で幼少期から鉄道ファン。いわゆる乗り鉄で「列車に揺られながら流れる景色を見るのが楽しい」と魅力を語る。青春18きっぷを片手に路線を乗り継ぎ京都まで旅をしたことも。「妻や息子には共感してもらえない」と苦笑い。仕事や活動、趣味に専念にできるのは、「妻のおかげ」と感謝も忘れない。
○…団員数が少子化や習い事の多様化などの影響で減ってきているという。ボーイスカウトの活動の理念を周知できていないからではと分析する。「イベントや活動を行うことで知ってもらいたい」。今後も被災地支援活動は続けていき、「子どもたちに自分たちでもできることがあり、困っている人を助ける体験をしてほしい」と期待を寄せる。
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