3月10日の舞めだか春の陣で、印刷会社からメダカビオトープ事業部を出店する 松本 進さん 海老名市在勤 48歳
絆育む メダカに感謝
○…勤務先が行った「地域で親しまれる会社づくり」をテーマとした社内コンペで、趣味から発案した「メダカの養魚」が採用された。上司に促されて最初は嫌々だったという企画書づくり。「ガラス鉢の中で水草の周りを気持ちよさそうに泳ぐ姿が可愛い」。飼育管理の手軽さやリビングのインテリアにも良いなど、メダカの魅力を列挙するうちに、社内コンペの採用を確信。社屋の屋上に養魚施設の設置に漕ぎつけた。
○…厚木市出身。子育てが落ち着いたころに、興味のあったメダカの飼育を始めた。「自然の状態に近い方がいい」と循環型の生態系サイクルにこだわり、メダカのために睡蓮鉢でビオトープを手づくりした。「メダカのフンは水中の微生物が処理して、水草が育つ」。定期的な水の交換は必要とするものの、「なるべく人の手は入れたくない」が持論だ。
○…職場では新聞を印刷する輪転機の機長を務め、早朝や夕方の発行スケジュールに追われながら、品質管理に目を光らせている。家庭では、妻と社会人になった3人の子どもに囲まれながら晩酌で息を抜く。アウトドアを好む一面もあり、「子ども達にもそれぞれ仕事や予定があるから」と、最近は一人で荷物を背負ってキャンプに出かけ、川のせせらぎや鳥のさえずりに耳を澄ませることも。
○…昨年は地域の祭事で「メダカすくい」を初出店した。興味を持った住民らが長い列をつくり、プレゼントしたメダカを嬉しそうに持ち帰る様子を誰よりも喜んだ。3月10日に行われるイベントに向けた準備は、「慣れていないから不安がある」としたが、「メダカを通じて地域や仲間と新しいつながりができるはず」と期待を寄せている。
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