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トラップで「ナラ枯れ」防げ 6月までに300個を設置

社会

公開:2024年5月17日

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幹にトラップをつり下げるメンバーら
幹にトラップをつり下げるメンバーら

 ナラ枯れの予防対策に取り組む座間安全・安心推進会(小林覚代表)は5月9日、座間市栗原の芹沢公園でカシノナガキクイムシ(カシナガ)を捕らえるトラップを対象木15本に設置した。

 作業には、メンバーとボランティアを合わせて8人が参加。およそ2時間の作業に汗を流した。

 ナラ枯れは、体長約5ミリの昆虫「カシナガ」が媒介するナラ菌によってコナラやシラカシなどブナ科の樹木が枯死する伝染病。菌の繁殖で水分を吸い上げる機能を失い、葉が急速に赤茶色に変色するのが特徴だ。

 県内では2017年に箱根町と三浦市で確認後、急速に各地へ広がりを見せている。座間市では、県立谷戸山公園で19年に24本だった被害が翌年には10倍以上にもなっていた。

効果に手応え

 設置したトラップは、小林会長が使用済ペットボトルを活用して独自に考案したもの。幹に密着するようにつり下げて、飛び回るカシナガがトラップに衝突して落ちる仕組みだ。

 小林会長は3年前からトラップの試作を重ね、昨年は座間市や地域住民から使用済ペットボトルの提供を受けて200個を作製。芹沢公園や谷戸山公園、座間公園、民営林などに試験的に設置して効果を観察した。

 その結果、バケツ1杯を超える大量捕獲により、設置木にほぼ被害がないことを確認し、手応えをつかんだという。

 今年は1月からトラップの作製に取り組み、300個を用意した。カシナガは、羽化が始まる梅雨明けから集中的に幹に侵入する「マスアタック現象」が始まるとあって、同会では6月までに設置を終える予定で作業を急いでいる。

 小林会長は「座間市だけ被害が少ないという状況では意味がない」とし、「近隣市町にもトラップを普及させて全体的な被害減少につなげたい」と話していた。

 トラップは使用済ペットボトルとタコ糸を主な材料としているため、低コストなのが特徴。小林会長は「材料さえ揃えば誰でも簡単につくれるので、作製手順の公開にも応じたい」と柔軟な考えを示した。

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