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座間市の小学校11校に手作りのお手玉330個を贈った 柴山 タマ子さん 座間市立野台在住 83歳

公開:2024年10月18日

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柴山 タマ子さん

手作りの幸せをどうぞ

 ○…座間市内11の小学校に330個のお手玉を贈った。ミシンを使わず手縫いで作り続けて約半年、「夢中でしたね」と晴れやかに振り返った。汚れたり糸がほつれても新しい玉を補充に行きたい、とやる気満々。お手玉を投げてみせシャッシャッと鳴らした。秋の植物「ジュズダマ」の実を入れるのが最上品。目久尻川の河川敷で見つけると、心が躍る。

 ○…3つの玉を回すのは意外と難しい。子どもたちに遊び方を教えるコツは、ほめること。「すごいね」「そこまでできるの」と寄り添う。自身が小学生の頃は先生の披露するお手玉が憧れだった。車輪のように多くの玉が回り、見とれたという。「数え歌を織り交ぜたり片手だけの技もある。奥深い世界があるんです」。この330個は昔あそびの復興に向けた、種まきのよう。

 ○…孫が通っていた小学校の通学路で20年にわたり朝の見守り活動に参加した。ある日、化粧を忘れて「顔色が悪い」と子どもに言われた思い出がある。「パパとママがけんかして…」と打ち明ける子、「おなか減った」と学校に行く子もいた。20年間無事故という目に見えない成果が誇り。「子どもには、しっかり朝ごはんを食べさせてほしいですね。できれば、玄関まで送りだしてあげて」とつぶやいた。

 ○…満州生まれで、小さいころから酷寒の世界に暮らした。食卓の定番は母が皮から練る水餃子。その影響か、20年前に仲間とそば打ちの団体を立ち上げ毎週集まるようになった。粉を練る時の気温や体温、心のありようも味に出る。平穏な心で打った時の美味しさは形容できない。手作りこそ活力の源泉と言わんばかりに「倒れるまで、そばを打ちます」。料理好きだった母譲りの両手を愛おしそうに重ねた。

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