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海老名市 消防団員がカードに 「全国でも珍しい取り組み」

社会

公開:2024年10月18日

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消防団カードを企画した加藤さん(左)と大森一樹さん
消防団カードを企画した加藤さん(左)と大森一樹さん

 制服姿の消防団員が放水ホースや誘導灯を持って決めポーズ。海老名市消防団第5分団(松山隆分団長)がこのほど、団員を紹介する「カミゴウ消防団オリジナルカード」を作成した。地域で活動する消防団をより身近に感じてもらうために始めた取り組みで、カードは非売品。同消防団は「イベントなどで名刺の代わりとして配りたい」としている。

 カード作成のアイデアは同消防団員の加藤達也さん(39)によるもの。消防団活動に11年携わる加藤さんは、「管轄地域に住んでいたり、事業者であったり地域に縁のある団員を知ってもらいたいと考えた」と話す。

 カードは表面に団員の名前と写真、裏面には消防団の活動の詳細や団員個々の職業紹介や日常の様子などを盛り込んだ。

 今回は第1弾で、団員7人と詰所やポンプ車などと合わせて10種類を作成し、加藤さんは「第2弾で団員12人全員を揃えたい」と考えている。

 ご当地のトレーディングカードは、旅館やホテルで活躍する女性に焦点をあてた「女将カード」や水産振興を目的とした「漁師カード」などが話題を集めている。

 消防関連では(一財)全国消防協会が2015年に各地の消防本部をカード化した事例はあるが、加藤さんによると「消防団員に焦点をあてたカードは初めてだと思う。全員のカードを集めてもらえたら」と期待を寄せる。

団員加入に期待

 同消防団は、海老名市の上郷、扇町、めぐみ町の3地区を管轄しており、「カミゴウ消防団」の愛称で親しまれている。地域住民に活動を知ってもらおうと、昨年10月から詰所見学や一日消防分団長など、自主企画のイベントを定期的にに行なっている。

 各地で消防団員の担い手不足が課題となるなか、同消防団ではイベントがきっかけで3人の新人が入団した。10月20日(日)にも、県立三川公園パークセンター横で体験イベントを企画しており、子どもを対象にカードを配布する予定だ。午前10時から正午まで。

 加藤さんは「お子さんから『お父さんもカードになって』と言われて消防団に入団してくれたら嬉しい」と話した。

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