海老名市薬剤師会の会長として献血と健康相談の啓発イベントの調整役を担った 小林 弘忠さん 海老名市在住 46歳
一円融合で築く地域力
○…輸血用血液の自給率低迷を背景に、複数回の献血と薬局で行われている健康相談の普及促進に向けた啓発イベントが11月1日から始まった。県や日本赤十字神奈川血液センターと、地域の薬剤師会が連携した初の取り組みで、その調整役を担った。献血後の検査結果を協力薬局へ持参すると健康相談を受けられる内容で、「献血による助け合いの精神と薬局の役割を普及したい」と期待を込める。
○…成城大学法学部を卒業後、都内の企業に就職したが、生まれ育った海老名市で両親が営む薬局に想いを募らせた。「親身になって患者と接する両親の姿が印象的だった」。働きながら寸暇を惜しんで参考書に向き合い、昭和薬科大学に学士入学。両親の立ち居振る舞いを反映するように「顧客志向の薬局」を掲げ、海老名市で14年前に株式会社メディカルガーデンを創業した。
○…地域の先輩経営者に勧められて、今年6月から始めたゴルフが息抜きに。「コースに出れば尊敬する先輩方と一日を過ごせるから」と夢中になり、上達めざして早朝練習が日課となった。習慣化すると酒席も減り、出勤前という限られた時間では常に慌ただしく動き回るため、「身体もスリムになって良いことばかり」と笑う。
○…経営者として、人の縁を大切に海老名市域で事業を展開してきた。交通弱者の移動支援として始めた乗り合いバス「ガーデン号」は、その思いに共感した事業者がスポンサーとなって運行を続けている。11月17日開催のえびな市民まつりでは、海老名市薬剤師会のブースで健康相談を行う予定だ。誠心誠意の対応を心がけつつ、「童心に返って同級生や先輩、後輩と旧交を温める場にもしたい」と心待ちにしている。
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