座間パークゴルフ同好会の会長を務める 伊関 直光さん 相武台在住 65歳
「人との縁」に導かれ
○…相模川のほとり、座架依橋下にある「水と緑の風広場」で、市内では初となるパークゴルフ場の整備に取り組む。「市ターゲットバードゴルフ協会」、「花を咲かそうボランティアの会」と手を組み、草刈りやグリーン作りなど、地道な作業で少しずつ整備を進めてきた。目指すは花に囲まれ、身近な人が集うゴルフ場。「ゴルフ場ができあがれば、より多くの人が気軽に楽しめるようになる」。会員を増やし、大会にも参加したいと意気込む。
○…人生のターニングポイントでは、いつも「人の縁」に導かれてきた。38年前、初対面だった母の知人の娘と見合いし、2回目に顔を合わせたのは結納の場。更に2カ月後には結婚式というスピード婚を果たした。そんな妻も、今では欠かせないパートナー。練習日には、いつも手製の弁当を持たせてくれる。就職も人の縁が繋いだ。大学の先輩に声を掛けられて入社し、40年ちかく勤め上げた。会社の仲間とパークゴルフ同好会を設立し、定年後の今でも一緒に汗を流す。
○…福島県相馬市の農家の次男坊として生まれた。幼い頃から活発で、小学生でソフトボールを、中学ではバスケットボールを、そして大学ではラグビーに情熱を注ぎ、球技とともに人生を歩んできた。「1人で何かするのは性に合わない。仲間とわいわいやりたい」。ゴルフを始めたのは、社会人になってから。「コンペに出てもブービー賞ばっかりで。もっと気軽にできるのがいいなと思って」。今ではコースが短く、気軽に楽しめるパークゴルフに夢中だ。日に焼けた肌はある種の勲章だと快活に笑う。
○…2歳から小学1年生まで、男女3人の孫に恵まれた。孫に会うのは、何よりの楽しみ。遠く開成町のパークゴルフ場に通っては、近隣に住む孫の顔を見に行く。「小学校に入って、忙しくなっちゃって。少しだけ寂しい」。日に日に大きく成長する孫のためにも、生涯の健康を目指す。
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