井上尚弥・拓真後援会の会長を務める 乾(いぬい)洋一郎さん 栗原中央在住 43歳
感謝の気持ちを行動に
○…怪物と称され注目を浴びるプロボクサー・井上尚弥選手。そして、きょう12月6日にプロデビュー戦の弟・拓真選手。兄弟の活躍を応援する後援会の会長を務めている。地域住民や井上家ゆかりの人などが集まる後援会は、まさに市民の応援団体。「兄弟の魅力を知り、好きになってもらいたいです」―。その魅力を尋ねると、2人の言葉の節々に現れる、サポーターへの感謝の心や情の厚さ、決めたことを貫徹する意志の強さを次々と挙げる。「良い時も悪い時も含めて、長い目で応援して欲しい」と願っている。
○…熊本県の出身。卓球をしていた中学から一転、高校は「強くなりたい」とボクシング部にはいった。階級制のボクシングは、体格など同じ条件で戦うことができる。また、当時は高校から始める人が多く「スタートはみんな一緒。努力すれば勝てる」と練習に励んだ。高校3年生の時にはインターハイベスト8に輝いた。選手としては引退したものの、今でもボクシング観戦は欠かさない。その情熱は、兄弟を応援する大きな原動力にもなっている。
○…栗原小学校のPTA会長を4月から務めている。それまでは、地域活動には関わっていなかった。2002年に(株)山建ホーム(現・いぬいホーム)を1人で立ち上げ、仕事に奔走する日々が続いたからだ。会長就任には「地域貢献になれば。チャレンジしてみよう」という想いがあった。就任から約7カ月。運動会や「くりくりまつり」などの行事に携わった今、「本部役員や各委員、PTAの方々の多大なる尽力に感謝をしています」と話す。
○…妻、小学校6年生と3年生の娘の4人家族。趣味は家電研究。雑誌や量販店で得た知識は、仕事にも活かされる。「言葉で言うのは簡単。身を削って実行することが大切」と一言。感謝の心は、行動に移す―。仲間たちに感謝しながら、今後も後援会とPTA、そして地元に貢献していく。
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