優良組合やその役職員を称える「神奈川県優良組合及び優良役職員表彰」がこのほど発表され、資源物の再資源化に貢献する「座間市リサイクル協同組合」(上原晴雄代表理事/小松原)が、市内の団体として唯一選ばれた。12月5日には県庁で表彰式が執り行われた。
この表彰は、中小企業の組織化を推進しようと1955年度から続いており、今年で59回目。事業活動が活発で他団体の模範となる組合と、所属組合に顕著な功績がある役職員が選ばれる。今年度は、6組合・15人が選出された。
座間市リサイクル協同組合は、1992年に設立された。産業廃棄物や一般廃棄物を処理する11事業所が加盟している。「もったいない 分別でゴミから資源へ リサイクル」がスローガンだ。
主な業務は、座間市内の資源物・不燃物・粗大ごみの収集と運搬。今年10月からは、剪定した枝も資源物として収集している。2012年度は約600万kgを集めた。そのうち、約90%が資源化されている。
資源物の選別も手掛ける。特に小型家電や鉄といった不燃物の選別は、多くの同業組合が機械を用いているなかで、手作業で行っている。「昔から変わらない作業。乾電池の一本だって拾えます」と上原代表理事は誇らしげに語る。こうした丁寧な選別が、座間市が推進するごみ減量化と再資源化を支えているという。
受賞について「個人商店が集まって出来た組合です。設立から20年以上が経ち、受賞できてうれしい。ありがたいです」と喜んだ。さらに、「これから組合として福祉活動も推進していければ」と更なる活動に意欲を見せていた。
![]() 座間の再資源化を担う
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