
今年もあと5日。座間市ではこの1年、プロボクサーの井上尚弥選手の活躍、ゆるキャラグランプリにおける「ざまりん」の躍進など明るい話題が多くあった。また、キャンプ座間返還予定地への誘致病院事業者が決まるなど、医療充実に向けて大きな1年でもあった。紙面から2013年を振り返る。
シェイクアウト
これまでに無い新しいスタイルの防災訓練「シェイクアウト」が1月23日午前11時、市内全域で行われた。シェイクアウトはアメリカカリフォルニア州が発祥で、特定の日時に参加者全員がいっせいに安全行動を取るというもの。県内では座間が初となる。
開催までに、座間市の昼間人口の約3割にあたる3万2389人が登録。当日も多くの市民が参加したほか、全ての教育機関が訓練を行った。この結果はシェイクアウトを提唱する専門家からも「全国的なモデルになる」と高く評価された。2014年も1月23日(木)午前11時に開催される予定。
リフォーム助成
5月には座間市で初となる「住宅リフォーム補助制度」が実施された。市内に本社を置く事業所のリフォーム工事に対して、一律5万円を助成する制度。近隣自治体で大きな反響があっただけに、座間でも50件の枠に対して110件の申請があった。さらに、2回目(10月)も50件を大幅に超える117件の応募があった。次回は2014年度に予定している。
座間で戴冠
8月は、栗原中央在住のプロボクサー井上尚弥選手の活躍に座間が沸いた。プロデビュー4戦目で挑戦した日本タイトルマッチは、スカイアリーナ座間で開催。地元での戴冠を見届けようと約4千人が詰めかけた。大声援を受けた井上選手は、田口良一選手を相手に優勢に試合を進め、3対0の判定勝ち。辰吉丈一郎さんなどと並ぶ最速タイで日本王者に輝いた。
井上選手は12月6日にも東洋太平洋のタイトルマッチに挑戦。へルソン・マンシオ選手を圧倒し、5ラウンドTKO勝ちを収めた。これによって、世界王座奪取の最短記録更新(6戦)への期待が高まった。また、同日にプロデビューした弟・拓真選手も勝利した。
病院開業へ前進
8月には、キャンプ座間返還予定地への誘致病院事業者が、海老名総合病院などを運営する「社会医療法人ジャパンメディカルアライアンス」(JMA/海老名市/鄭(てい)義弘理事長)に決まった。選考委員会は答申のなかで、JMAが安定した経営基盤を有していること、海老名総合病院との連携による救急体制の構築などを選定理由に挙げた。
座間市では、2016年春の病院開業を目指している。
友好交流都市
11月10日には、座間市と福島県須賀川市の間で、友好交流都市協定が締結された。2007年から友好都市締結を目指して交流を深めてきた両市。東日本大震災の際には、市民や企業レベルの交流が活発化した。大きな被害を受けた須賀川市に対し、企業による救援活動のほか、「ひまわり180万本咲かそうプロジェクト」など復興支援活動も多く展開した。
締結式の前日9日には、須賀川の復興を支援する市民団体「座間あかまつ会」が、420年以上続く伝統行事「松明あかし」に特別参加。座間の茅や竹で作った松明を燃やして、締結に華を添えた。
全国35位に
2011年に誕生し、子どもから大人まで人気を集める「ざまりん」。2度目の出場となった「ゆるキャラグランプリ」では、8万4213ポイントを獲得。昨年の成績(50位)を大きく上回る全国35位にランクインした。躍進の一因は、地道なPR活動。2カ月弱の選挙期間中に参加した行事や取材は50回を超え、配布したチラシや名刺類は約5万枚にのぼる。
結果発表(11月24日)の1週間後に開かれた感謝祭には、1235人が来場。大勢のファンを前にざまりんは、一輪車の演技やダンスを披露し、会場を大いに沸かせた。
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