4月6日の試合で、国内最速プロ6戦目で世界王者になったボクサー井上尚弥選手(21歳/栗原中央)と、プロ2戦目にして世界ランカーを破った弟・拓真選手(18歳/同)を祝うセレモニーが、16日に座間市役所で開かれた。兄弟、トレーナーの父・真吾さん、母・美穂さんにお祝いの言葉を贈ろうと、市民など約300人が詰めかけた。
座間市のマスコットキャラクター・ざまりんがラッピングされた自動車で会場入りした4人。獲得したばかりのチャンピオンベルトを肩にかけた尚弥選手が現れると、大きな声援が上がった。
尚弥選手はファンに向けて「皆さんの応援のおかげで、2人とも勝つことができました」と力強く勝利を報告。さらに、「皆さんに勇気を与えられるよう、これからも素晴らしい試合をしたい。応援をお願いします」と呼びかけた。
プロデビュー戦から必ず試合を見ている中尾信さん(69歳)は「世界に誇れる、座間のヒーロー。これからの更なる活躍に期待します」と話し、塚原さん(64歳)は「世界戦は本当にすごかった。2人を直接見ることができて良かったです」と喜んでいた。
セレモニーに出席し、その後表敬訪問を受けた遠藤三紀夫市長は「家族の絆があったからこその成果。家族を支えている人々の存在も大きい」とコメントした。
300人の歓迎を受けた2人は「多くの方々にお祝いしてもらって嬉しい」と口を揃えた。また、今後について尚弥選手は、現在のライトフライ級の減量が厳しいことを話し、「適正階級で王者になり、具志堅用高さんの防衛記録を塗りかえたい」と話した。
![]() 市民など300人が来場
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