座間市内のホタル生息地として知られる県立座間谷戸山公園で6月初旬から、幻想的な光を放つホタルが舞い始めている。見ごろのピークは、今週末から週明けの見込み。
ホタルの保全に取り組む「座間のホタルを守る会」(内藤克利会長)が今年、園内で初観測したのは6月2日。3日と4日も飛ぶ姿を発見したが、5日〜7日は雨の影響で調査できなかった。8日は午後7時30分から1時間ほどで、36匹を確認。エリアも、園内中央に位置するわきみずの谷や水鳥の池から、西側入口の長屋門近くの田んぼまで、広がりを見せている。
同会の脇田信雄さんによると、観測ペースは2013年とほぼ同じ。見ごろも、昨年と同じ6月中旬になると見込んでいる。
座間市内でホタルが自然発生する場所は谷戸山公園、鈴鹿の泉(入谷)、いっぺい窪(南栗原)の3カ所。同会では2003年から公園で個体数を調査している。2006年からは保全活動を開始し、ホタルの餌のカワニナが繁殖するための水路整備、産卵場所となるコケが発生しやすい土手作りなどを続けている。観測数は増加傾向にあり、2012年には1日に最大96匹を観測した。
公園ではホタルの時季に合わせて、北口駐車場(収容台数は39台)を午後9時まで開放している。期間は今月30日(月)まで。観賞時の注意点としては、ライトやカメラフラッシュなどをホタルに当てないこと。開放に関する問い合わせは谷戸山公園【電話】046・257・8388(〜午後5時)。観測状況は脇田さん【電話】046・254・6606。
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