長い歴史がある鈴鹿明神社例大祭。その伝統は親から子へと受け継がれてきた。今年も、地域の大人から指導を受けた子どもたちが神輿の担ぎ手として、祭り囃子の奏者として活躍する。
神輿
今月16日、境内に「どっこい、そーりゃ」と元気な掛け声が響いた。ステップと呼吸を揃えて神輿を大きく躍動させる子どもたち。練習の終盤には、シーソーのように神輿を上下に動かす「縦もみ」にも挑戦した。
「子ども神輿」は、鈴鹿明神社神輿保存会「入谷睦」が2010年から行っているもので、31日(木)の宵宮祭に登場する(午後6時30分〜)。6月下旬から練習を繰り返しており、子ども神輿会の梶原聖矢会長(栗原小6年)は本番に向けて「皆が練習の成果を出せるよう引っ張りたいです」と力強くコメントした。
祭り囃子(ばやし)
例大祭まで残り2週間を切った19日、星の谷公民館に小学生およそ20人が集まり、祭りで披露するお囃子の練習に打ち込んだ。
子どもたちを指導するのは「星の谷はやし保存会」(野島照一会長)のメンバーら。「技術だけでなく、礼儀や作法など人として大事なことも伝えたい」と野島会長。温かく見守りながらも、時に厳しく指導する。
座間小学校1年生で、今年が初参加の小田切爽太君と荒木統也君は「上手く叩けるよう、頑張って練習します」と意気込んでいた。祭り囃子は例大祭と宵宮祭でそれぞれ披露される。
![]() 呼吸を合わせて担ぐ
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