相模川の土手沿いにこのほど、市民手作りのパークゴルフ場(9ホール)が完成した。手掛けたのは、同エリアで植栽活動を行う市民団体「花を咲かそうボランティアの会」(花ボラ会/野島誠一郎会長)。2013年に整備されていた既存コースと合わせ、県央地区で初となる18ホールのコースが誕生した。
場所は、相模川に架かる座架依(ざかえ)橋近くの「水と緑の風広場」。市と花ボラ会が維持管理協定を結び、9月から整備に着手し、今月1日に完成した。距離は312mで、ティグラウンドやグリーンなども設けられている。外周部に紫陽花を植えたことから、「あじさいコース」と名付けられている。自然の起伏を活かした構成になっており、野島会長は「ラインを読むのも楽しい」と話している。
座架依橋は2016年度から、橋脚部分の耐震補強が行われる予定で、花ボラ会では工事終了後、一部コースを変更するという。
健康維持や交流に一役
同エリアでは2013年、花ボラ会や座間パークゴルフ同好会(現/座間パークゴルフ協会)ら3団体が協働し、パークゴルフとターゲットバードゴルフ(現在は廃止)の共用コース(9ホール)を作っていた。この場所は現在、同協会が維持・運営を担っている。
野島会長が追加整備を検討し始めたのは昨秋。既存コースの利用者も多く、高齢者の健康維持や生きがい作りの手段として、パークゴルフの有用性に着目した。「歩きながらプレーするから健康にも良い。友人をつくるきっかけにもなる」と期待している。
体験教室で普及図る
花ボラ会では、1月と2月の毎週日曜日の午前10時から体験教室(要予約/300円)を開き、普及に努める。野島会長(【携帯電話】090・2304・1186※昼間のみ)は、「誰でも楽しめる生涯スポーツ。多くの人に参加して欲しい」と呼びかけている。
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