今月12日から14日まで東京で開かれた「関東東海花の展覧会」の洋らん部門で、(有)座間洋らんセンター(栗原)の加藤春幸さん(36)が育てた「ザ・プレミアム・ダイアモンド」が、最上位の農林水産大臣賞を獲得した。
同展は、1都11県と花き関連団体が主催するもので、総出品数およそ2000点と国内最大規模の花の展覧会。洋らん部門には122点の応募があった。
白い大輪が特徴
ザ・プレミアム・ダイアモンドは、白い大輪の花を咲かせる品種。一般的な胡蝶蘭の花の大きさは直径12〜13cmだが、同品種は15cmほど。茎に約150輪が咲いており、鉢を含めた高さは1m20cmにもなる。「人生の大切な瞬間を彩れるような花になって欲しい」と、プレミアムと命名した。
これまでに、世界らん展や全国花き品評会で大賞を獲得してきた。目新しさや珍しさを重視した過去の受賞作に比べると、ザ・プレミアム・ダイアモンドは白い花という胡蝶蘭の「王道」を追求した作品。加藤さんは「直球勝負で1位になれて嬉しいです」と話す。また、関東東海花の展覧会での1位は、創業者の父・春朗さんの時代も含めて初の快挙で、「両親がとても喜んでくれました」と顔をほころばせる。
同センターは、きょう19日まで開催中の「世界らん展日本大賞」にも出品し、3点が入賞を果たした。
![]() 4年半の歳月をかけて育てた大作
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