7月10日に開幕した第98回全国高校野球選手権神奈川大会で、座間総合高校が4回戦に進出。23日の試合で強豪・桐蔭学園に敗れたが、過去最高タイの県ベスト32入りを果たした。
当日、大和スタジアムのスタンドには多くの観客が集まった。座間総合は初回を1失点に抑えたものの、続く2回で満塁ホームランを浴び計5失点。4回には10対0と、無得点コールドの危機に陥った。
そんな中バッターボックスに入ったのは、1番打者の根本翔大選手(3年)。豪快にバットを振り抜くと、球をレフトスタンドまで運ぶ特大ホームランで最後の意地を見せた。根本選手はしっかりとホームベースを踏みしめた後、仲間のもとで笑顔をはじけさせた。
夏の公式戦でのホームランは、創立8年目の同校では初。6回コールドで試合を終えたが、スタンドからは大きな声援が送られた。
同部保護者会の田口会長は「今後につながるいい試合だった。ベスト16という今後の目標が明確になり、その高さも実感できた」と語った。紅林輝投手(3年)の父は「多くの観客に囲まれ初めは皆硬かったが、途中笑顔もあった。故障に泣いた選手も多かったが、最後は意地を見せてくれた」と話した。
座間は2回戦、相模向陽館は初戦敗退し座間の高校球児たちの夏が終わった。
![]() 故障に負けず力投した紅林選手
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