座間市を流れる最大の河川「相模川」について親子で理解を深めてもらおうという企画展が、ハーモニーホール座間1階の常設展示室で開催されている。会期は8月29日(月)まで。
市教育委員会の主催。夏休み中の児童とその保護者が楽しめるようにと、解説文は一般向けと、簡易な文章で書かれた子ども向けの2種類が用意されている。
市内西端を走る相模川は古くから、農業や漁業において地域に恵みをもたらす存在であり、流通路としても活用されていた。その一方で「暴れ川」とも言われ、大きな水害を起こしてきたとされる。
多角的に切り取る
同展では「生活」「交通」「習俗」の3分野に分けて、資料を展示。現代でも愛好家が多い鮎釣りが江戸時代にもたらした経済効果や、氾濫によって消失してしまったとされる「今田村」の存在、現在の座架依橋が設けられるまでに住民や商人の交通手段として重宝されていた「舟渡し」などを紹介している。また、沿岸地域で200年以上前から続く「大凧」についても、その歴史や製作工程を解説している。
市生涯学習課の職員は「相模川に関心を持つきっかけになれば。ざまりんが描かれた1間凧も展示しているので、ぜひ多くの人に見てほしい」と話している。
対象は小学生以上。開催時間は午前9時から午後5時まで。
詳しい問い合わせは同課【電話】046・252・8431へ。
![]() 相模川周辺で培われた文化・大凧も紹介
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