物流施設「GLP座間」(広野台)を運営するグローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP/帖佐義之代表取締役社長)は12月4日、「2017年度地球温暖化防止活動環境大臣表彰」を受賞した。CO2排出削減をはじめとした環境に配慮した施設開発が評価された。
この表彰は、地球温暖化防止月間の12月に、顕著な功績のあった個人や団体を環境省が称える制度。今年は先進技術の開発や導入、環境教育などに貢献した6人・34団体が受賞した。
GLPは対策技術先進導入部門での受賞となった。GLP座間では太陽光発電の設置や全館LED照明化を図り、CO2換算で年間3867tの削減効果を達成。米国グリーンビルディング協会による世界的な建物環境認証制度「LEEDプラチナ」を、国内の物流施設では2番目に認証取得したことなどが評価された。
表彰を受け、同社の広報担当者は「大変光栄なこと。この受賞を励みに、今後も環境に配慮した先進的で質の高い物流施設作りにまい進いたします」とコメントしている。
「環境配慮を付加価値に」
2015年6月、日産座間工場跡地に竣工したGLP座間。5万8908平方メートルの広大な敷地内では、緑地が積極的に整備されている。屋根には約2400kWの太陽光パネルを設置。地下水や湧き水保全のため、敷地内雨水全分量の地下浸透施設も置かれている。同社担当者は「社会のインフラの一つである物流施設が、CO2削減に取り組むのは当然のこと。大規模な施設のスケールメリットを生かし、物流施設だからこそ出来ることがある」と話す。
今後も地球温暖化防止のため、入居企業にも様々な効率化を図っていくという。「環境配慮を物流施設の付加価値と位置付け、入居頂く企業に直接的なメリットと結び付けられる環境配慮を推進したい」と語った。
![]() 空撮されたGLP座間=同社提供
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