今年も残すところあと10日。芹沢公園の全面開園など、憩いの場の整備が進んだ一方、スポーツ分野などで市民の活躍が目立った年でもあった。紙面を中心に一年を振り返る。
国土交通省は1月、市内3カ所の踏切を「改良すべき踏切道」に指定した。新たに指定を受けたのは、座間駅前の「座間1号」、星谷寺近くの「相武台前6号」、小田急相模原駅近くの「小田急相模原2号」。交通量の多さや遮断時間の長さ、高齢者の安全確保を改善すべく、今後、市や県、小田急電鉄(株)は連携して対策を検討していく。
3月には市内唯一の総合公園「芹沢公園」が全面開園した。1985年から市民の声を取り入れながら整備を続けてきた同公園。遊具なども新たに置かれ、市民の憩いの場として定着している。
また、3月、相模川沿いの西洋水仙花壇が完成した。市民団体「花を咲かそうボランティアの会」(野島誠一郎会長)が手がけたもの。4月上旬まで開催された相模川水仙まつりで、70品種10万本の色鮮やかな水仙がお披露目となった。
5月には座間市商店会連合会の会長を10年務めた中島祐安氏が勇退。座間駅前商店振興会会長の内藤和美氏が新会長に就任した。
一票の格差是正で、座間市が神奈川第13区と16区に分かれてから初となる衆院選が、10月に行われた。13区では甘利明氏(自民)が再選、相模が丘地域を含む16区は義家弘介氏(同)が小選挙区で議席を奪還。後藤祐一氏(希望)は比例での復活当選となった。
11月、市内のアパートで9人の切断遺体が発見され、市民一人が死体遺棄容疑で逮捕された。自殺志願者を自宅に連れ込み、殺害する手口は日本全国に衝撃を与えた。現場のアパートでは12月14日、慰霊祭が行われた。
スポーツ分野活躍著しく
また、スポーツ分野などで、市民の活躍が目立った年でもあった。
市内を拠点に活動する小学生女子バレーボールチーム「HAND TIGERS(ハンドタイガース)」は3月、第14回全国スポーツ少年団バレーボール交流会で優勝。昨夏の全国大会に続いて日本一の栄冠を手にした。
西中学校出身の伊藤洸輝選手(帝京高校3年)は8月、インターハイの男子飛板飛び込みで初優勝した。2020年の東京五輪、その先のパリ五輪で日本人初となるメダルを獲得すべく、日々練習に励んでいる。
10月、第5回全日本小中学生ダンスコンクール全国大会に、相武台の「サイ・ダンスフィールド」(主宰/濱島彩子さん)から4チームが出場し、金賞を受賞した。同スタジオから複数のチームが金賞を受賞するのは初の快挙となった。
緑ケ丘在住の水口政人さん、相模が丘在住の宮本義久さんは10月、国際・第38回全日本マスターズ陸上競技選手権大会の100m走に出場。水口さんは40歳から44歳までのM40クラスで、宮本さんは45歳から49歳までのM45クラスでそれぞれ優勝した。水口さんは4×100mリレーでも神奈川県チームのアンカーとして出場し、チームの大会3連覇に貢献。宮本さんは部門最年長ながら大会新記録を更新した。
新田宿在住の齋藤コスモさんは10月、「2018ミス・インターナショナル日本代表選出大会」で準ミスに選ばれた。大会期間中は市内を練り歩き、積極的にSNSへ投稿。座間の魅力を存分に発信した。
![]() ハンドタイガースのメンバー
|
![]() 市商連の内藤会長(左から2番目)
|
![]() 伊藤洸輝選手
|
![]() 水口さん(右)、宮本さん
|
座間版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|