座間市商店会連合会(内藤和美会長)が主催する「認知症サポーター要請講座」(座間市商工会後援)が2月15日、サニープレイス座間で行われた。同会が会員向けにこのような講座を主催するのは初めて。
座間市社会福祉協議会の職員が講師となり、認知症の基礎知識、治療方法や予防、症状、行政のサポートなど多岐にわたり説明。参加者は講師の話をメモを取りながら聞いていた。
講座の中で、認知症を患っている人が店内でお金を払わずに商品を食べてしまい、店員が注意する設定で同協議会の職員らが寸劇で症状や対応の仕方などを紹介した。症状は個人によって大きく差があること、大きな声や高圧的な言い方が、より認知症の人を追い詰めてしまうことなどを参加者らは身近なシチュエーションを通して学んだ。「大きな声を出さず、落ち着かせるように声をかけて欲しいです。その後、地域包括支援センターなどに連絡をしていただければ」と話していた。
座間市商店会連合会の内藤会長は「認知症の方も安心して暮らせる町を目指していきたい。そのためにも、会員の皆さんと認知症のことをしっかり学んで、行政や社協などの団体と協力していきたい」と話していた。
同連合会内では、認知症に関する問題などはあまり報告を受けていないという。「今後、高齢化社会が進むに連れ、こういった問題は身近なものになると思います。今後も定期的にこういった講座を開き、商店会連合会として地域にできることを行っていきたい」と内藤会長。
座間版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|