座間市民聖苑(緑ケ丘)を運営する(株)三寶天壽企画(溝渕信一代表取締役)と座間市は3月20日、「災害時における霊きゅう自動車・霊安施設・棺等葬祭用品の供給等に関する協定」を締結した。地元斎場と連携強化を図ることで、災害犠牲者への迅速な対応が期待される。
遺体安置の冷蔵施設も
この協定は、災害時に同社が内張り棺や骨壺といった葬祭用品、ドライアイス、霊きゅう自動車、霊安施設を座間市へと供給するもの。霊きゅう自動車は災害遺体搬送のための緊急通行車両等事前届出がされているもので、霊安施設は16体を安置可能な冷蔵施設も含んでいる。
同様の協定は珍しく、県内では寒川町に次いで2例目。座間市は、都心南部直下地震が発生した場合、市内の死者は30人から50人と想定。今回の協定で、50人の安置が可能となった。
遠藤三紀夫市長は「近年、震災や火山噴火、ゲリラ豪雨などが発生しており、未曽有の自然災害へ備え最悪を想定せざるをえない。格段のご配慮をいただいた」と、地元斎場の協力に感謝の意を述べた。溝渕代表取締役は「ご家族の心を癒せるよう、少しでも一助になれば」と話した。
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