ボクシングWBC世界バンタム級指名挑戦者決定戦が9月11日、後楽園ホール(東京都)で行われ、栗原中央出身の井上拓真選手(22/大橋)がマーク・ジョン・ヤップ選手(29)に3対0で判定勝ち。同級世界王者への挑戦権を獲得した。
同級10位の拓真選手にとって、同級3位で東洋太平洋のタイトルを3度防衛したことのあるヤップ選手は「これまでで一番強い相手」。指名挑戦者を決する今回の試合を、「世界挑戦への最終関門」と位置付けていた。
試合は序盤から互角の攻防が繰り広げられた。5ラウンド、拓真選手は左フックでダウンを奪取。その後も冷静な試合運びでリードを保ち、12ラウンドを戦い抜いた。
拓真選手の兄でWBA世界同級王者の尚弥選手も見守る中での勝利。試合後、拓真選手は「小さい頃から夢だった兄弟世界チャンピオンを、兄と同じバンタム級で必ず叶えたい」と力強く語った。
井上尚弥・拓真後援会の工藤元会長は「市民の皆様の多くのご来場、応援に感謝いたします。世界奪取まであと1勝。夢の兄弟世界チャンピオンを、地元・座間の皆様と共に見届けたいと思います」と話した。
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