座間市出身のJリーガー武藤雄樹選手が1月10日、座間市立旭小学校(泉田裕校長)を訪れ、児童たちの前で「夢」をテーマにした講演を行った。「大事なのは夢をあきらめないこと」と語り、自身の体験も交えながら夢を実現するために必要なことを話した。
J1リーグ浦和レッドダイヤモンズに所属し、日本代表にも選ばれた武藤雄樹選手は立野台小、栗原中を卒業。小学生の時に所属していたFCシリウスで指導を受けた泉田裕先生が現在、旭小の校長を務めていることから今回の講演が決まった。
武藤選手は、「Jリーガーの多くが高校、大学で全国大会に出場し活躍してプロになるが、自分は全国大会に出ることができなかった」と話し、そしてプロのコーチから「君はプロでは通用しない」と言われたことも明かしながら、「それでもJリーガーになるという夢をあきらめなかった。大事なのは、あきらめないこと。そのためにはたくさんの壁があるけど、一つずつ乗り越えるしかない」と児童たちに訴えかけた。
児童たちから「サッカー以外で得意なことは何ですか」「緊張しませんか」「好きなことは何ですか」などの質問があり、武藤選手は「得意なことはボウリングかな。それと料理かも」と答え、先日奥さんの誕生日に初めて料理をしたことを話し、「たった3品作るのに3時間もかかっちゃった。でも美味しいって言われてうれしかったし、引退したら料理しようかなってちょっと思ったんだ。もしかしたら、これから得意になるかもしれないからね」と笑って答えていた。ほかに「4万人の前でプレーするけど、いいプレーしないとすごいブーイングになる。緊張しないように、良いことだけをイメージする。ゴールを決めているシーンやヒーローインタビューの言葉とかを考えて、いつでもポジティブな気持ちに」と話していた。
「人生の主役は自分。どんな人でも、苦しみを通り抜けない勝利はない。挫折してもあきらめずに、夢に向かってがんばってほしい」と児童たちにエールを送った。
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