座間交通安全協会(片野恒幸会長)は4月2日、相武台東小学校(金子憲勝校長)を訪れ、新1年生108人に用意した交通安全啓発冊子を贈答した。今年は新入生用だけではなく、保護者用に注意喚起ポイントをまとめた冊子も作成。片野会長は「保護者にも一読してもらい、子の安全を守るのに役立ててほしい」と話している。
この取り組みは、同協会が市内全小学校に対し毎年入学式前に行っているもの。今年は3月下旬から各校への訪問を開始し、この日が最後の訪問先となった。同協会と市交通安全対策協議会が作成した生徒用・保護者用冊子と、県交通安全協会が作ったクリアファイルが片野会長から金子校長へと手渡された。
座間警察署によると、昨年1年間の子どもの事故数は38件。一昨年と比べ減少してはいるものの、「新1年生は行動範囲が広がる分、事故に巻き込まれやすいことが心配される」と片野会長。新入生用冊子では、「車の直前・直後からの横断」「車から降りてすぐ走らない」など日常シーンごとにイラストを多用し説明。一方の保護者用冊子では、入学前の通学路の下見や交通ルールのチェックを勧めている。その際、「ここは危ない」「よく見てから渡って」だけに留めず、具体的に「立ち止まる場所や位置」「確かめる対象」など、子どもの目線になり確認することが大事だとしている。また、子どもが小さいうちはどうしても理解力や判断力が乏しいため、しつこく繰り返し教えるよう念を押している。
自転車も気を付けて
また、小学校低〜中学年の自転車走行について、片野会長は「親の自転車についていこうとするあまり、左右の確認を怠りやすい」と注意する。一時停止など自転車にも守るべき交通ルールがあることをしっかり教え、走行時は子どものペースに合わすことをなどを指南。金子校長は「いただいたリーフレットをもとに、交通安全を徹底させたい」と話している。冊子は4月5日の入学式後、順次新1年生に配布していくという。
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