7月1日付けで座間ロータリークラブの会長に就任した 鈴木 義隆さん 相武台在住 56歳
仲間という財産は一生モノ
○…「今年は設立50周年の節目の年。先輩たちが築き残してくれた50年。これは人と人との繋がりがあってこそ」という。その繋がりを50年、100年と繋げられるように11月の座間市民ふるさとまつりでは青少年にむけてイベントを企画している。
○…品川区戸越生まれ。祖父がガソリン計量機の部品工場を創業した。座間に来たのは幼稚園の時。どうしても引っ越すのがいやで戸越の幼稚園に通った。「銭湯で育てられて、駄菓子屋さんで遊んだかな」と懐かしむ。中学、高校と「だいぶ親を困らせたよ」と振り返る。成人式のとき、父親から手紙を受け取る。中には「家族への愛情、友人への友情、人への思いやり」と書かれていた。「今でもその言葉を大事にしているよ」
○…専門学校に進み、おぼろげながら3代目として工場を継ぐんだろうなと考えていた矢先、父親が病気で倒れた。朝から晩まで車を走らせ得意先を回った。地元の活動に参加したのは座間青年会議所。27歳の時だった。「先輩から無理やり入会させられたけど、活動しながら色々なことを学んだよ」。事業を行うには綿密に企画し会に認めてもらうことから始まった。「だからね、事業をやれることがうれしかった。達成感と協力してくれたみんなへの感謝の気持ちが自然とわきあがったよ」
○…座間ロータリークラブの最重要課題は会員増強。現在の倍の16人の新規会員を目指す。「これまで多くの人との“ご縁”をいただき、絆を大事にしてきました。その絆をもっと広げていきたい」と話す。「家族を増やしていきたいね」と笑う。娘さん二人に息子さん一人。4代目となる息子さんも工場を手伝い始めた。「孫がね、九州にいるの。ちょっと遠いよね」と目を細める。
|
|
|
|
|
|