座間市立市民交流プラザ「プラっとざま」の所長を務める 徳永 誠さん 座間市在勤 57歳
「いつもの」じゃないものを
○…「公共施設らしくない」新たな市民同士の交流の場に。オープンから10日あまり。「赤ちゃんが泣いても大丈夫」なオペラコンサートや楽器の無料貸出付きのウクレレ教室など、様々なイベントの開催を通した施設の周知に力を入れる。今は、これまでの経験をもとにリストアップした「売れ筋」の催しを出し惜しみすることなく実施することで、座間のトレンドやニーズを掴もうとしているところ。
○…大学を卒業後、アパレルメーカーに就職。30年以上商品企画を担った。当時は、DCブランド全盛期。若者のファッションがクローズアップされるようになり、百貨店にはヤングブランドが次々と並ぶように。その時々のトレンドやニーズを捉え、デザイナーや生地屋、縫製工場などの調整に奔走した。時は、ブランドの個性を打ち出し、東京でも地方でも同時に同じものが並べる時代から、地域特性にあわせて並べる商品を変える時代へ。アパレル業界の過渡期も経験した。公共施設の指定管理などを担う現在の会社には2年半前に入社。「ゴミを出す日も知らなかった」。人生の後半戦は地域貢献も視野に入れた仕事をしようと畑を変えた。
○…ウクレレ歴1年半。コードを覚え、最近は竹内まりやの「家に帰ろう」の弾き語りができるように。「桑田佳祐にも憧れるんだよね」。ウクレレとギターの二刀流になる日も近い。ほかにも天文台巡りが趣味。年に2回行くという北海道陸別町の天文台は「日本一」と太鼓判を押す。
○…リーダーとして施設を運営をするのは初めて。スタッフも皆未経験者。だからこそ自身の経験を生かし「他とは違う新しくてどこか洗練された施設にしたい」。「いつものじゃないもの」の企画に余念がない。
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