県立座間養護学校(入谷/山口秀子校長)で1月15日、座間市大凧保存会(近藤昭夫会長)協力のもと、凧揚げが行われた。当日は、子どもたちと同校の職員が保存会のメンバー指導のもと骨組みから制作した凧を自ら楽しそうに揚げる姿が見られた。
江戸時代から続く座間の伝統行事「大凧まつり」で掲揚される凧を通した地域交流ができないかと模索する中で、実現した今回の凧揚げ。昨夏、座間市大凧保存会のメンバーの指導のもと凧の骨組みを職員が制作。その後、小学部の児童が三尺凧(約90cm四方)のデザインを、中学部と肢体不自由教育部門高等部の生徒が小型の凧のデザインを担当。保存会のメンバーが仕上げた。
当日はまず、中高生と職員が一緒に小型の凧揚げにチャレンジ。心配された空模様は持ちこたえたものの、風が弱く、長い時間揚がることはなかったが、保存会のメンバーに掲揚のコツを聞きながら、笑顔で凧揚げに取り組む姿が見られた。最後には、保存会のメンバーが三尺凧の掲揚に子どもたちから「頑張ってください」と声援が送られる中挑戦。やはり風が弱く、空高く舞うシーンはなかったが、大いに盛り上がった。山口校長は「地域のみなさんと交流するとても良い機会になった。今後も続けていければ」と話した。
同校には保存会から同校の校歌に登場する「希望」の2字が揮毫された大凧が寄贈されている。
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