「力は出し切れた」と部員たち
座間西中学校の吹奏楽部が９月17日によこすか芸術劇場で開催された「第17回東関東吹奏楽コンクール」に出場し、銀賞を獲得した。
部員27人で挑んだ同部は、自由曲のみを演奏する小編成「中学生Ｂ」部門に出場。予選の県央大会と県大会ではともに金賞を受賞しており、創部以来、初の東関東大会となった。
この部門には栃木、茨城、千葉、神奈川から35校が出場した。同部は基本的な演奏技術が試されるという『グロリファイド』（ディビッド・キングハム作曲）で勝負した。結果は銀賞を受賞。審査委員による評点は１００点中、79点だった。金賞と東日本大会への切符は逃したものの、金賞を獲得した10校のうち、最下位校とは２点という僅差だった。
大会前には体育祭の準備が重なり、ハードな練習スケジュールをこなしてきた部員たち。部顧問の安達誠さんは「気持ちで繋いできた」という。部長の塚越友香さん（３年）は「これからは後輩たちが引き継ぐ番。くじけそうになることがあると思うけれど、この経験を生かして乗り越えてほしい」とコメント。副部長の渡辺知可子さん（同）は「悔しくてめっちゃ泣いたけど、力を出し切れた演奏だったから後悔はない」と話している。
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