任期満了に伴い4月12日に投開票される神奈川県議会議員選挙まで、残り2カ月あまり。定数1の座間市選挙区では、現職で無所属の山本俊昭氏(51・3期)、座間市議会議員で自民党新人の芥川薫氏(42)、元市議会議員で神奈川ネットワーク運動新人の牧嶋とよ子氏(54)が出馬を表明している。出馬を決意した思いや重点政策などを3氏に取材した。=1月27日起稿
前回(2011年)の県議選・市選挙区は、立候補の届出が山本氏のみで、山本氏が無投票で再選を果たしていた。今選挙では山本氏、芥川氏、牧嶋氏が既に出馬を表明しており、8年ぶりの投票となる可能性が高い。
山本 俊昭氏
山本氏は1963年生まれで、市内座間在住。2003年の県議選で初当選して現在3期目。「3期12年の経験と実績をもとに、残った地域の問題や課題を解決したい」と4期目への出馬を決めたという。
選挙に向けては、圏央道の厚木パーキングエリアスマートインターチェンジ(IC)の早期実現や、IC実現に向けた座間南林間線整備などを掲げる。また、県有施設耐震化推進など防災力強化にも取り組む考え。
芥川 薫氏
芥川氏は1972年生まれで、市内入谷在住。2012年の市議会議員選挙で初当選した。「座間の課題を解決するには、国や県との連携が必要不可欠」と、自民党の公認を受けて県議選に挑む。
県政においては、「市の発展に不可欠」と位置づける座間南林間線や相模原二ツ塚線の整備、ひばりが丘など市内台上地域の抜本的な雨水対策、相模川河川敷のスポーツ広場整備などに取り組みたいとしている。
牧嶋 とよ子氏
神奈川ネットの牧嶋氏は1960年生まれで、市内座間在住。2004年から2期にわたり市議を務めた。県議選への挑戦は2度目。「市議8年の経験を活かし、国政の在り様を地方から変えたい。また、選択肢の無い選挙にしたくなかった」と立候補を決意した。
重点政策に掲げているのは、小規模保育や一時預かり制度充実による待機児童の解消、若い世代の自立支援や雇用環境改善、政治・議会改革など。
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県議選は4月3日告示、12日投開票。2007年の投票率は41・45%だった。
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