座間市の花「ヒマワリ」を使って新たな名産を作ろうと相武台東小学校、相武台南口商店会、あすなら大学、東京農業大学、県央福祉協議会らが5月16日、市内栗原地区で4種類のヒマワリのタネを蒔いた。今夏には大輪の花を楽しむとともにタネを収穫し、様々な用途に利活用する。
相武台東小学校(金子憲勝校長)ではこれまでも、ヒマワリの利活用を行っていて、今年は5年生が4種類のタネを蒔いた。油分が多い品種や、タネが大きくを食用にできるものなどを選んだ。相武台南口商店会の戸津信義会長は「今夏にはタネを収穫できる。そのタネを使ってケーキや加工品など新しい座間の名産を子どもたちと作りたい。素晴らしいものができそうで今から楽しみ」と話している。
今年は東京農業大学農学部農学科園芸学研究室の小池安比古教授もこのプロジェクトに加わり、当日のタネ蒔きにはゼミ生も参加して、児童たちとタネを蒔いていた。
また小池教授を中心に新しい品種作りにもチャレンジしている。タネが大きく、数量も多いヒマワリを選んで人工授粉させ、座間の新たな品種になるように取り組んでいくという。「きれいで大きな花を咲かせて、市民の皆さんを楽しませてくれて、タネは油がいっぱい採れて、食べて美味しい品種ができれば」と小池教授。新品種作りには数年が必要で、「3年後に少しでも報告できれば」と話している。
蒔いたタネは今年7月、8月には収穫ができる見込み。児童の夏休み中に収穫を行い、同商店会の会員店などがタネを使い、商品開発を行う。また高性能な搾油機を使い、タネから油を採取し、ヒマワリ油を使ってドレッシングなどの開発も同時に行っていくという。
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