相鉄線さがみ野駅南口に2月15日、「さがみ野駅前交番」(海老名市東柏ケ谷2の30の33/管轄区域・東柏ケ谷1丁目〜6丁目)が開所した。この地域では防犯の観点から長年にわたり地元住民による交番設置を求める運動が行われ、その開所が望まれていた。
座間・海老名・綾瀬が入り組み、住民人口数の多い「さがみ野エリア」。住宅密集地でひったくりや空き巣被害などが多い上、相鉄線二俣川駅から海老名駅間で三ツ境駅前の瀬谷警察署を除くと駅前に交番がないのはさがみ野駅のみであったため、30年近く地元住民や諸団体から交番設置の要望が署名活動などを通じ絶えず上がっていた。
犯罪発生件数が2002年にピークを迎えると自主防犯団体の活動の機運が高まり、07年には交番が設置されるまでの暫定措置として海老名市が「さがみ野安全安心ステーション」を開設。警察官ОBが駐在しパトロールを行ったほか、12年からは周囲360度を24時間撮影できる防犯カメラが新設されたこともあり地区の犯罪は減少傾向を見せたものの、同施設では警察業務を行うことはできないことから、海老名署は地元住民の願いである交番開設を県警本部に幾度となく要望してきた。
その甲斐あって17年には、県内50カ所以上の交番新設要望がある中、県がさがみ野駅前交番の設計費を盛り込んだ予算案を発表。その後県議会の審議を経て予算が計上され、今回の設置に至った。
海老名署では「市民の皆様の安心・安全の拠り所になるよう全力で取り組んでいきます。相談やお困り事があればお立ち寄りください」と話している。
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