陸上自衛隊第4施設群長兼座間駐屯地司令を務める 尼子(あまこ) 将之さん 座間市在住 48歳
「ありがとう」の言葉忘れず
○…「国民の皆さんの生命・財産を守ることが使命。国民の皆さんの安心安全のため一生懸命やっていきたい」。座間駐屯地司令として隊をとりまとめる。そして周辺自治体との交流にも力をいれる。多くの人に自衛隊の活動を理解・協力してもらうため、機会があれば様々なところに出席しあいさつする。
○…大阪府吹田市生まれ。「落ち着かない子どもだったかな。ちょろちょろしていた」と笑う。実家は工務店を営み、理数系が得意だったこともあり土木工学の道を目指していた。地元の高校を卒業後、防衛大へ。他の大学も合格したが、進路を決めたのは祖母の一言だった。広島で戦争を体験し、海軍基地で働いたこともある祖母が「防衛大学といったら海軍兵学校と一緒じゃけ大したもんだ。しっかり勉強して、いってきんしゃい」と背中を押してくれた。
○…座間市へは、仕事で日帰りしたことはあったが、居を構えたのは初めて。「緑の多いところで、丹沢・大山の山並みもキレイ。水も美味しく、とても住みやすいまち」と印象を語り、「転任する前までに大山は登りたいですね」。6月に芹沢公園で行われるZAMA坂道マラソンにも出場する。「昨年はへばってしまったので、今年は頑張りますよ」と力強く話す。
○…駐屯地をまとめる緊張の日々が続くが、心を支えるのは「ありがとう」という言葉。被災地で活動し帰るときに、被災者からの「ありがとう」という言葉ですべての苦労が救われたという。気分転換は子どもと遊ぶこと。小学1年生の男の子と2歳の女の子。「どんなに疲れていても、子どもの笑顔が一番」とニッコリ。「座間市とは行政を始め多くの団体、市民の方々ととても良好な関係を築けている。続くように尽力したい」と話す。
|
|
|
|
|
|