東高と西高が制服チェンジ 市内2高校が4月から新制服に
神奈川県立厚木東高校(平光愼思郎校長・生徒数823人)と神奈川県立厚木西高校(柏木隆良校長・生徒数702人)の制服が4月から、新しくなる。どちらも今春の新入生から。同校の時期が重なることになったのは偶然のこと。新たな制服姿に注目が集まるだろう。
創立104年の伝統を持つ厚木東高校。現在の制服は、明るいグレーが特徴のブレザーで、女子高から男女共学に変わった30年前にデザインされたもの。新制服は、今よりも濃い色のチャコールグレーで、男子は詰襟に女子はチェックのスカートに新しくなる。
制服変更に携わった備前貴俊教諭は「伝統のある東校のイメージや穏やかな校風を制服に表したかった」と話す。同校は3年前に教諭らによる検討委員会を設置。その年の6月に、偶然にも制服変更を公約に掲げた生徒会長が当選したことから、生徒会の助けを借りながら検討を進めた。
一方、厚木西高校の新制服は、明るい紺色から落着いた濃紺に変わり、男子は詰襟からブレザーに、女子はセーラー服からブレザーに変更となる。
同校は、3年後の創立30周年に向け制服の変更を企画。昨年の4月から教諭らのワーキンググループが検討を進め、学校説明会でのリサーチや、在校生の投票などで新制服を決定した。
特徴は、学校のイメージカラーであるレッドパープルのチェック柄をスカートとスラックスに入れたこと。宍戸秀樹教頭は「清潔感のある落着いたデザインになったと思います。西校らしさをイメージしました」という。
どちらの制服も、校風や特徴をイメージし、学校への想いを込めたもの。女子生徒は、リボンかネクタイかを選択できるものに。そして、男子生徒の制服は偶然にも、東校がブレザーから詰襟に、西校は詰襟からブレザーにと逆転することになった。
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