手話奉仕団体「厚木市手話サークルあゆの会」(竹田雍子会長・69歳)が秋の褒章で緑綬褒状を受章した。
毎年、市内の小中学生を対象に手話の体験講座を開講し、親子手話教室、障害者同士の体育大会や市や社会福祉協議会への行事参加や聴覚障害者協会との交流を積極的に行うなど精力的な社会奉仕活動の功績が評価された。
会長に就任して5年目の竹田会長は、会員同士が団結し、協力し助け合いながらここまで来られたと胸をなで下ろす。「技術も大切ですが、それ以上に気持ちが一番。手話で気持ちが通じたときのことは忘れられない。皆さんのサポートと歴代の会長のおかげです。受章に恥じないようにこれからもしっかりとやっていきます」と気を引き締める。
同会の結成は1977年。会員数は現在約100人。火曜日の夜間と水曜日の昼間に総合福祉センターで活動している。”共に歩む”を活動目的に掲げ、聴覚障害への理解を呼びかける活動を続けている。
今後の取り組みとしては、災害などに備えて聴覚障害がある人と協力し合い、耳が聞こえない人が避難所に行ったときの対応など「災害対策」を推し進めていくこと。会員が近所の聴覚障害者を把握、防災マップを制作し災害が起きたときの援助を行う。「会としてどんなことができるのかを常に考え、チャレンジすることに意義があるのでは」と意欲を見せた。
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