産業用地の創出に向け、検討が進められてきた山際地区の市街地整備。その都市計画素案がまとまり、該当エリアの市街化区域への変更など、具体的な計画が発表された。市は3月27日(火)に市民に向けた説明会を開催する。市都市計画課の担当者は「地域の方に現状を知ってもらう機会になれば」と話す。
さがみ縦貫道路や圏央厚木ICの新設など、周辺環境の変化に伴い、2010年に厚木市都市マスタープランにおいて土地利用検討ゾーンに指定された山際地区。土地を有効活用し、都市的な役割が求められるようになると、12年に地権者らで組織される山際土地区画整理組合設立準備委員会が発足。16年には、県の都市計画の方針が発表され、市街地整備への計画が着々と進められてきた。
今回、発表された素案の柱となるのは、建物の建築などが制限される市街化調整区域を、市街化区域に変更するというもの。市街化調整区域は、農地保全の観点から建築の制約が多く、まちづくりを進めるのが難しい。そのため、市街化区域に変更することで、道路、公園、河川等の公共施設が整備されるとともに、土地の区画整理が行われ、建築の制約が緩やかになる。
変更が予定されているエリアは依知小の北側で国道129号の西側にある、山際の約23ha。素案では、16・6haが産業系ゾーン、1・9haが非産業系ゾーンとなる予定。さらに、エリア内には公園が2カ所整備される。市都市計画課の担当者は「これまで農地だった場所の都市的利用が促進され、賑わいのあるまちづくりが進められるようになる」と説明する。
依知北公民館で午後7時から
説明会は27日の午後7時から、依知北公民館(上依知1313の1)の集会室で行われる。当日は同素案の紹介や今後の手続きの内容などについて説明されるほか、意見交換の時間も予定している。同担当者は「地域の声を聞きながら進めていきたい」と話す。
説明会の聴講希望者は直接会場へ。また、当日配布される資料や意見書の書式などは、説明会の終了後に市のホームページからもダウンロードできる。なお、意見書の受付は郵送か持参で3月28日(水)から4月11日(水)の必着分(受付は市都市計画課)までとなる。
説明会に関する問合せは同課【電話】046・225・2400へ。
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