「ベビーダンス」は、社交ダンスをルーツとし、赤ちゃんを抱っこしたまま音楽に合わせてステップを踏む、世界で初めてのセラピープログラム。厚木で活動する育児サークル「ラブハグ ベビーダンス部」の松澤友香さんと米山紀子さんは、ベビーダンスと出会い、「人生が変わった」(松澤さん)、「心強い味方」(米山さん)と魅力を話す。
自分との向き合い方にも変化
現在、男の子の双子(中3)と女の子(小3)の3人を子育て中の松澤さん。双子の兄弟が5歳のころ、発達障害と指摘された。「イライラすることも多く、5年間つらかった」と振り返る。長女を出産し、「兄弟のときはできなかったことをしたい」と思い、産婦人科のアフタークラスにあったベビーダンスに参加。長女が3歳まで毎週通い、5年前インストラクターの資格を取得。「赤ちゃんと産後のママが一緒に運動できるし、体を動かすことで前向きになれる」と笑顔。松澤さんにとってベビーダンスは「やらなくちゃいけないことだった」ときっぱり。「上の子たちへの接し方が変わり、自分との向き合い方も変えてくれた」。まさに人生が変わった瞬間だった。
「ママだからできること」
米山さんは、小3と3歳の男の子のママ。長男が生後6カ月のとき、子育てに余裕も出てきて「子どもと一緒にできるものをしたい」と思ったときに、ベビーダンスの存在を知った。個人差はあるものの、ベビーダンスをすると92%の子が寝ると言われている。電車などに乗るとき、「子どもが泣いたらどうしよう」と不安だったという米山さん。ところがベビーダンスを習得したことで、「泣いてもベビーダンスがあれば大丈夫」と自信につながった。「ベビーダンスはママだからできること」と太鼓判を押す。
「最近は1年で仕事復帰するママが多いので、子どもと向き合う時間も少ないと思う。ベビーダンスは産後のママの体力回復にもなり、子どもともじっくり向き合えるのでオススメ」と声をそろえる。
同部は月4回、アミューあつぎなどでレッスンを行っている。直近では7月23日(月)に「英語でベビーダンス」を開催。詳細・問合せは松澤さん【携帯電話】️080・9215・9551へ。
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