▽1985年にメジャーデビューし、女性ロックバンドの先駆け的存在と言われるSHOW―YA。そのギタリストとして、現在も精力的に活動する。愛称は「sun―gо」。バンドは、89年に発表した『限界LOVERS』が30万枚を超えるセールスを記録するなど、絶大な人気を誇るも、ボーカルが3人替わり、98年に一度解散。しかし、7年後に奇跡的な復活を遂げると、バンドとソロ活動を並行させ、今でも第一線でロックギターを掻き鳴らしている。近年は、ギター教室の主宰や、東日本大震災の被災地支援など音楽を通して幅広い活動を展開している。
▽小学生の時に相模大野から本厚木に転居。南毛利小、南毛利中、厚木東高校と思春期を厚木で過ごした。ギターとの出逢いは本厚木駅前の一番街にあった楽器店・タハラ。中学2年の大みそかに、たまたま店頭で安売りされていた白いエレキギター(ヤマハSG)に一目惚れして、持っていたお年玉で即購入。「運命の出逢いだった」。ここから、ギタリスト人生がスタートした。
▽小学校高学年の時にFEN(米軍放送)を聞き始め、ロックのサウンドに胸打たれた。ギターを手にしてからは、レッド・ツェッペリンやディープパープルなどの洋楽をコピーしてテクニックを磨くと、高校入学後は都内でバンドを組み、高校でも同好会に入部。「多い時には8つ掛け持っていた」と言うほどギターに明け暮れた。次々にコンテストにも出場し、賞も多数獲得。そこで出会ったのがSHOW―YAだった。「当時のSHOW―YAはメンバーも違い、コンテストバンドだった。バンドに誘われるようになったけど、断っていた」と振り返る。しかし、熱心な誘いに「断るつもりでリハーサルに参加したら、ギターがいなくて。3カ月後に加入を決め、約半年後にデビューが決まった」と回想する。
▽SHOW―YAは今日、8月31日で33周年を迎える。長くやってきてもなお、「もっと色々やっておくべきだった」という。そんな思いから今では、ギター教室の開催、地方での地元ミュージシャンとのセッションなど、音楽の楽しさを伝える活動のほか、東日本大震災の被災地やシリアの難民支援のチャリティーなどにも力を入れている。「音楽は言葉を超え、気持ちを一つにできる」と音楽の力を改めて実感する。これからも、たゆむことない情熱で、音楽の可能性を伝えるべく、ギターを掻き鳴らしていく。
※最新情報は、ツイッター「sun-go」で確認を(https://twitter.com/sungo_show)。
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