この道35年。中学を卒業後、15歳で料理人をめざし、地元飯山の元湯旅館に入社。同旅館の厨房を長年仕切っている齊藤健次調理顧問に”料理道”をイチから仕込まれた。その後、市外や県外の他の厨房も経験するが、地元へ戻り、現在、元湯旅館の調理長を務める。「洗い方から始めていろいろあったけれど、やめたいと思ったことはない」ときっぱり。「若いころから筋がよかった」と齊藤さんは目を細める。
「料理人として心がけていること?」「ないな、そんなの。”おやっさん(齊藤さんのこと)”の元でずっとやってきた。それだけだよ」と照れ笑い。シャイで言葉は少なめ、まさに職人気質。実は表彰式にも出席しなかったほどの照れ性。「でも推薦されて、長年の仕事を認めていただけたことは嬉しいこと」とやっと笑顔がこぼれた。
仕事おわりに大きな露天風呂に浸るのが至福の時。「特権だね」と。仕事一筋の毎日。「うん。生涯料理人だね」
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