4月7日に投開票された、任期満了に伴う神奈川県議会議員選挙・厚木市選挙区は、山口貴裕氏(46/自民)、佐藤知一氏(49/無所属)、堀江則之氏(75/自民)の3人が当選を果たした。当選者は3期連続で同じ顔ぶれとなった。
3議席を4人の候補が争った今回の県議選。4年前の前回選挙が無投票だったため、8年ぶりの選挙戦となった。結果は、現職の山口氏が1万8988票を獲得し、トップ当選を果たした。残り2議席は、前職の佐藤氏が1万5347票、現職の堀江氏が1万2170票でそれぞれ当選を決めた。
「子どもの虐待根絶」
初のトップ当選を果たした山口氏は、選挙戦を振り返り「厚木の新たなまちづくりには国・県・市がひとつにならなければ実現は難しい。”声を力に!夢を力に!”8年にわたって積んできた私の実績を評価していただき、引き続きその役割を担わせてほしいと訴えてきた。多くの皆さんの総力により勝利させてもらい、本当に感謝申し上げたい」と話した。3期目に向けては「若い力でこれから4年間かけて、選挙期間中に訴えてきたことを実現しながら、皆さんに恩返ししていく。特に子どもの虐待根絶、子どもたちの”咲顔(えがお)”を守っていかなければならない。市民の皆さんの協力をいただき、取り組んでいく」と意欲を見せる。
「厳しい選挙だった」
再選を果たした佐藤氏は、「皆さまと一緒に万歳ができる。感謝とお礼を申し上げたい。今回の統一地方選挙、本当に厳しい選挙だった」と振り返ると、「今日も街中を歩いている中で、多くの人に声を掛けていただけるようになった。まだまだ努力は足りないと思うところもあるが、厚木から3人しか選ばれない議席。それぞれの地域の地方議員と連携をとって頑張りたい。ありがとうございました」と話した。
「先頭に立って取組む」
9期目に臨む堀江氏は、「厚木の選挙区では初めての9期。高齢者対策、子育て支援などしっかりと地元の課題に取り組みたい。また、どのように財源を確保するか。企業を呼び込み経済のエンジンを回していき、各課題に活用していきたい。神奈川県も人口減少社会に突入する。それをどう食い止めていくか。しっかりと先頭に立って取り組んでいきたい」と話す。
一方、立憲民主党で新人の望月真実氏は涙を呑んだ。
投票率は県下最低
厚木市選挙管理委員会によると、今回の厚木市の県議選の投票率は31・62%(男/31・24%、女/32・03%)で県下最低となった。なお、投票者数は5万7512人(男/2万9291人、女/2万8221人)だった。
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