本厚木駅前のさつき通りにある、串田歯科医院入口の前に、10cm四方位の不思議な日本語が書かれたタイルが一つ埋められている。なんだこれは?同医院に聞いた。
真相を教えてくれたのは、前院長の串田郁生さん(72)。タイルに書かれているのは「だいところ えりあしゅ」ではなく、正しくは「台所 エリアシュ」。串田前院長の妹・泰子(たいこ)さんが作ったものだという。泰子さんはイスラエル人のエリアシュ・シュロモさんと結婚し、40年ほど前に日本を離れた。現地では台所にタイルを貼る文化があり、泰子さんから贈られた1枚のタイルを、同院の改修時に貼ったのだという。「現地の生活が長くて日本語間違えたのかな」と笑う。ただ、その不思議な日本語が、より人を惹きつける。
タイルは、日本とイスラエルの遠く離れた家族を結ぶ懸け橋だった。
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