部屋の中に英語の音楽と、楽しそうな親子の声が響き渡る。20年前から「親子で英語あそび」を主宰する、サークル・テディベアの代表を務める遠藤里美子さん(厚木市妻田)。現在は、0歳から未就園児の親子10組が参加。毎週金曜日の午前10時30分から正午まで、アミューあつぎで活動している。サークルでは、ABCソングを歌ったり、英語の音楽に合わせて手遊びやゲーム、読み聞かせなど、全て英語で行っている。子どもが6カ月のときから参加しているというママは「参加して1年以上経って、去年できなかったことができるようになったり、成長を感じます。楽しく走り回っている姿を見ると嬉しい」と笑顔で話す。
秋田県出身。中学生のころペンパルを通じてアメリカに友人ができ、「いつか会えれば」との思いから、シアトルの大学へ進学した。アメリカは「言いたいことが言える、自由で自分にぴったりの国」とにっこり。卒業後は帰国し、ツアーコンダクターとして世界中を飛び回った。27歳で結婚し、厚木へ。妊娠をきっかけに退職。2人の男の子に恵まれた。ママから離れられない長男と、やんちゃな次男、正反対の兄弟に手を焼いた。「育児はずっと大変だったけど、反抗期もなく兄弟仲が良いんです」と話す表情は穏やか。息子たちへは「親と言えど、良い所と悪い所がある。自分で見て学ぶように」と言ってきた。
粘土で作るクレイフラワーや、カラーセラピスト、アロマセラピーアドバイザーなど様々な資格をもつ。乾燥肌だった子どものためにアロマでクリームを作ったのをきっかけに、花に興味を持ち生け花やプリザーブドフラワーなどを習ったが、一番ハマったのがクレイフラワーだった。サークル活動や趣味に忙しい日々。20年間、親子を見守り続け「子どもたちは経験を積むことで学んでいくもの。子どもが何かする前に止めるのではなく、見守って」とやさしい笑顔で呼び掛けた。
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