神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

厚木市 小・中全36校に屋外AED 災害時、一般開放時に備え

教育

公開:2019年11月1日

  • X
  • LINE
  • hatena
小・中全36校に屋外AED

 屋外活動中の児童・生徒の安心安全と、学校施設一般開放時の利用者の急病やけがに備えるため、厚木市は市立小・中学校36校すべての屋外に、自動体外式除細動器(AED)を設置した。

 屋外AEDは9月中に設置され、10月1日から運用が始まった。場所は、体育館の外壁や校庭など、体育館と校庭の両方から取りに行きやすい位置に設置された。

 厚木市立の全小・中学校には、2005年に職員室などの屋内にAEDが設置されている。しかし児童・生徒の活動は、体育館やプール、校庭など広範囲にわたるため、AEDの持ち出しに時間がかかることが懸念されていたという。また、休日や夜間の一般開放時には校舎が施錠されており、AEDが使用できなかった。

 AEDのボックスは、誰でも取り出し可能。使用方法は、扉を開けて赤色のAEDを取り出し、音声ガイドに従う。同事業の予算は1千22万5440円(ボックスは購入、AEDは4年リース)。

 担当の厚木市学務課では「小・中学校の体育館は、災害時に指定避難場所としての役割を果たすことから、屋外にAEDを設置することにより、避難者に対して安心安全な環境が整った。緊急時には使用してほしい」と呼びかけている。なお同課によると、屋内屋外ともにAEDが設置されてから、児童・生徒に使用された例はないという。

 また市消防本部では、小・中学校の教諭に対して、応急手当普及員講習を推奨しており、年1回講習会を実施している。林中学校では、3年前から保健体育の授業の一環として、2年生でAEDの使い方を実習で学んでいるという。

 現在厚木市では、公民館や老人憩いの家、小中学校、県立高校などの公共施設をはじめ、警察署や交番など、計394台のAEDが設置されている(市消防部が把握している数)。

厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6

救急出動が過去最多

厚木市消防本部

救急出動が過去最多

初の1万4千件超え

1月17日

書道で神奈川県知事賞

厚木清南高校奥平さん(3年)

書道で神奈川県知事賞

「卒業後も続けていきたい」

1月17日

防災力強化と子ども・高齢者支援

愛川町長新春インタビュー

防災力強化と子ども・高齢者支援

小野澤豊 愛川町長

1月10日

夢と希望に満ちた清川へ

清川村長新春インタビュー

夢と希望に満ちた清川へ

岩澤吉美 清川村長

1月10日

各地で二十歳の門出

厚木・愛川・清川

各地で二十歳の門出

3自治体で2,620人

1月10日

「厚木新時代」へ挑戦の年

山口市長インタビュー

「厚木新時代」へ挑戦の年

市民満足、誇り溢れる街へ

1月1日

樹木葬と家族葬の「ゆかりえ」

小田急線「愛甲石田駅」徒歩すぐ。友引の日は無料相談会開催中。

https://www.fujimishikiten.co.jp/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月17日0:00更新

  • 1月10日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2025年1月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook