森の里地区の関係者で防災を考える企業・学校・地域の協働フォーラムが12月13日、日産先進技術開発センターのホールで開催された。主催は県立厚木西高校、森の里公民館、森の里地区青少年健全育成連絡協議会、日産自動車株式会社。
当日は、厚木西高の1年生、森の里地区の住民や企業関係者など、約330人が参加した。まず、長岡技術科学大学の上村靖司教授が「地震被災地に学ぶ地域防災のあり方」をテーマに講演。「災害時は役所も被災し、職員も被災者になるかもしれない。すると役所はアテにならない。自分、みんなで協力できることは自分たちでやらないといけない」と被災時の心得を説くと、津波、火事、土砂災害、積雪など、さまざまな事例を紹介した。上村氏は「命を守る行動が避難場所に行くこととは限らない。安全な場所に留まることが命を守ることになるケースもある」とした上で、「どう判断するのか自分で考える力をつけることが大事」と話した。
講演後のワークショップでは、午後5時に停電したことを想定して、どのような行動をとるのか会場全体で意見を出し合った。フォーラムを終え、同社のR&D総務・企画統括部の川副正教部長は「市民の方が安心して生活できるよう、協力していきたい」と話した。
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