神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

清川村 学びに新たな「可能性」 全小中学生にタブレット

教育

公開:2019年12月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
タブレットのある授業が既に浸透している緑小の6年生たち
タブレットのある授業が既に浸透している緑小の6年生たち

 2020年度からの次期学習指導要領を見据え清川村が11月1日から、村立小中学校の全児童・生徒・教職員に1人1台(計252台)、タブレット端末を導入した。村の教育現場では、既に変化が起きている。

 取材に訪れた12月16日、村立緑小学校6年1組では、来年1月に開催される「子ども議会」に向けた資料作りが行われていた。児童たちが自分たちで調べた村の課題をもとに、意見や要望を発表するため、パソコンとタブレットを併用して情報を整理。議場で表示する大きな画面はパソコンで作り、読み上げるための詳細な資料は議席まで持ち込めるタブレットで作るなど、用途に合わせた工夫だ。導入からわずかな期間で、児童たちはスムーズにタッチパネルを操作していた。

 6年1組担任の福満昭久教諭は「子どもたちから『こんな使い方もできるよ』と教えてくれることもあるんですよ」と、児童の吸収の速さを語る。タブレットには学習支援ソフトが入っており、不得意な科目を学習することや、中学進学に向け予習をすることもできる。国語や算数など主要科目だけでなく、図工や体育などほぼ全ての科目で活用されているという。児童らも「使っていて楽しい」と笑顔を見せる。福満教諭は「学習教材として非常に可能性がありますね」と話す。

 小中学校へのタブレット導入は厚木市や愛川町でも進んでいるが、全児童・生徒への貸与は清川村ならでは。情報化社会を見据え、低学年からタブレットに触れる機会を増やし、より身近なものにするためだ。村では252台のリース代として約850万円の予算を計上している。同校の井上美香教頭は「効果的な使い方を考え、今後も低学年から高学年まで、タブレットの活用に取り組んでいきたい」と話す。

厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6

スピーカー6基を新設

厚木一番街商店街振興組合

スピーカー6基を新設

客引き、路上喫煙防止図る

10月4日

映文連アワードで優秀賞

愛川町

映文連アワードで優秀賞

写真、映像で町の歴史辿る

10月4日

厚木市唯一の優良表彰

依知中PTA

厚木市唯一の優良表彰

地域交流、デジタル化推進

9月27日

ソフトで全国大会へ

厚木クラブ山口ガンチャーズ

ソフトで全国大会へ

共に活躍を誓う

9月27日

簿記競技で全国優勝

同校初の快挙

簿記競技で全国優勝

9月20日

石巻から少年野球チーム

厚木市

石巻から少年野球チーム

震災期に交流、5年ぶりに

9月20日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 9月20日0:00更新

  • 9月13日0:00更新

  • 9月6日0:00更新

厚木・愛川・清川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年10月5日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook