厚木市中町のアミューあつぎ内「厚木市まるごとショップあつまる」で1月6日から15日、東京工芸大学(厚木市飯山)による接客ロボットの実証実験が行われた。
これは県の公募型「ロボット実証実験支援事業」に採択された「マルチロボットコミュニケーションによる案内システム」の実証実験。昨年に引き続き行われたもので、今年は複数の会話コミュニケーションロボット「パルロ」をネットワークで連携させ、ロボットによる「声掛け+握手」と「声掛け」により、来店者のロボットに対する印象が変わるかを検証するもの。実験ではロボットが来店者に声を掛けて会話を交えて接客。来店者も興味深そうにロボットとのやり取りを楽しんでいた。
アンケート(回答数78)によると、握手を求めた時のほうが無視されることなく、コミュニケーションが途中で終わることも少ない結果になった。現地で実験に参加した同大工学部コンピュータ応用学科の諏訪貴之さん(4年)と松本克仁さん(同)は「多くの人が実験に協力してくれ、様々な感想が聞けて嬉しい。ロボットに興味を持ってくれる方が広がってほしい」と笑顔で実験を振り返った。
またシステム開発者で実験を統括する東京工芸大学工学部の大保武慶助教は「人型ロボットの強みが出た、狙い通りの結果でした。将来、ロボットがスマホのような存在になります。ロボットと人間の『阿吽の呼吸』が実現できるように、生活の大変な部分を支えていけるロボットを研究していきたい」と話した。
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