厚木市妻田北に4月1日から、新たな放課後児童クラブ「こばとKID,Sクラブ妻田」が開所する。運営するのは(社福)新考会。同法人初の放課後児童クラブとして、清水小学校と妻田小学校の児童を受け入れる。
小学校の授業終了後、主に共働きなどで保護者が不在な児童に生活の場を提供し、集団生活や遊びなどを通して児童の健全育成を図る「放課後児童クラブ」。新たな放課後児童クラブの場所は、清水小学校から徒歩で約4分、バス通り沿いの建物の3階だ。室内はL字型で、学童スペースとして82・92平方メートルを確保している。定員は最大40人。「なかなかいい物件に出会えなかったんです。工事期間を考えるとギリギリでした」と同法人の湯浅佐和子さん。3階だけに日当たりも良く、窓からの景色も開けている。今後は、児童たちが宿題をできるように机や椅子などが配置されていく。開所後は、清水小学校児童は徒歩で同施設に通い、妻田小学校児童は距離があるため、同法人の車で通う。
厚木市や大和市などで6つの保育園を運営する同法人。近年、卒園児の保護者から「放課後児童クラブに入れずに困っている」という声が多いことを知り、「何かできないか」と考えていたところ、昨年夏に厚木市が待機児童解消に向けて放課後児童クラブ事業者を公募。迷うことなく手をあげた。
市内の一部小学校では、児童数増加により放課後児童クラブの待機児童が発生している。市では全23小学校で公設公営の放課後児童クラブを実施しており、児童数が増加している厚木第二小学校では敷地内に建物を増設し、そこに放課後児童クラブを開くなど待機児童対策を図ってきた。2019年4月1日の時点で、清水小学校では11人、妻田小学校では16人の待機児童がいたが、小学校には余裕教室がなく、校庭に建物を造るには広さが足りなかった。市子ども育成課では「今回は市と新考会さんのお互いのニーズが一致しました。今後も、様々な方法で放課後児童クラブの待機児童を解消していきたい」と話す。
なお、同施設では3月3日(火)まで入所申込みを受付けている。詳しくはキンダーガーデンこばと【電話】046・220・6333へ。
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